人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 猫さんの完全室内暮らしについて お家のない猫さんを保護して思うこと >>

不妊・去勢手術で、病気予防が可能だそうです

不妊・去勢手術は必要?

キャットシッターという仕事柄
「不妊(去勢)手術はしたほうがいいのでしょうか?」
という質問を受けることがあります。

難しい問題ではありますが
「赤ちゃんを生ませる予定がないのなら、手術を受けさせてはいかがでしょうか」
というのが私の答え。

お世話させていただく猫さんが女の子の場合、
「不妊手術をしないのなら、万が一赤ちゃんが生まれた時、
その子たちが暮らすお家も探しておいてくださいね」
と言葉を続けさせていただいています。

不妊・去勢手術を受ける、受けないの最終的な判断は、
猫さんと暮らすパートナーさんにゆだねられるものであり、
私が強制すべきものではありません。
でもやはり、受けさせてほしいという想いは強くあるのです。

「健康な体にメスを入れるなんてかわいそう」とおっしゃる方もいるでしょう。
確かに、小さな体にメスが入れられるのを想像するだけで胸が痛みます。



発情は本能のひとつ

ここで、動物の本能について考えてみたいと思うのです。
猫さんは、平均的にみて、生後6ヶ月をすぎると発情を迎えます。
子孫を残さなければという純粋な本能である発情(欲求)が
満たされないままに日々を過ごすという事実は、どこか不自然なことでありで、
猫さんにとっては大きなストレスを強いられることになるのではないでしょうか。
私たち人間の側には、この時期特有の、大きな鳴き声やマーキングに付き合うという
覚悟と忍耐が求められます。



不妊・去勢手術は病気予防にも有効だと言われています

適切な時期に不妊・去勢手術をすることで、
たくさんの病気を防ぐ、あるいは緩和することができるという報告があります。

予防できる病気として、
男の子なら睾丸腫瘍、精巣上体腫瘍、前立腺肥大などがあり、
女の子の場合なら、子宮蓄膿症、子宮内膜炎、乳腺腫瘍、子宮癌、
卵巣癌などが挙げられます。

もちろん、不妊・去勢をすれば絶対にこれらの病気に罹らないとは言えませんし、
不妊・去勢をしない子が必ずこれらの病気になるとも言えません。
しかし、不妊・去勢すれば、高い確率で罹患を予防することができるのは事実のようです。

猫さんが年齢を重ね、体力も落ちた時に受ける手術と、
若くて健康な時に受ける手術を比較すると、
猫さんにとって、精神的にも肉体的にも負担が少なくてすむのは、
若いうちに受ける不妊・去勢手術のような気がしてなりません。



手術後は太る?

「不妊・去勢手術をすると太る」という説を気にする方もいらっしゃいます。
しかしこれは私たちパートナーが、食事管理をしてあげること、
毎日たっぷり運動させてあげることで解決できる問題。
人と猫さん、お互いがしあわせであるために、色々な視点から物事を考え、
その時どきに最良の選択をしていきたいものだと思っています。

不妊・去勢手術で、病気予防が可能だそうです_d0165160_23332186.jpg



















最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。


不妊・去勢手術で、病気予防が可能だそうです_d0165160_10233026.jpg
うめちゃん、ももちゃんとの出会いを綴った「相棒猫日記」はこちらです。
ぜひご覧ください。


不妊・去勢手術で、病気予防が可能だそうです_d0165160_10265194.jpg猫さんと人の快適としあわせのために。
天然木のキャットタワーやオーガニックコットンのベッドなど、できる限り天然素材を使用して作った猫さんのためのグッズのお店です。
ぜひご覧ください。


不妊・去勢手術で、病気予防が可能だそうです_d0165160_10294120.jpg
仙台の、猫専門のペットシッター「キャットシッター猫屋敷」のページです。
by ilove_nekoyashiki | 2010-05-31 06:15 | 猫さんの快適生活のために
<< 猫さんの完全室内暮らしについて お家のない猫さんを保護して思うこと >>